どうして、計算ミスは繰り返してしまのでしょうか?
それは、
「どこで間違ったのか検証できない、しない。」ので、何回やってもまた同じ問題を間違えるてしまうのです。
・計算問題の際、途中式を書かない
・計算問題を解く時、計算の途中式をすっ飛ばし、暗算で答えを出してしまう
(または、ノートの端に自分で見間違える程の小さく線の細い文字で式を書く)
それで間違えずに正解であるなら、なにも問題はないのですが・・・
残念ながら、上記の2点のやり方で計算問題を解いてしまう生徒さんは大抵の場合
、計算ミスがなかなか減りません。
彼らに何故途中式を書かないのか聞いてみると・・・
①答えが合っていれば、途中式は必要ない
②めんどくさい
の、どちらかの答えが返ってくる事が多いです。
では、途中式を書くメリットは?
①不正解だった場合、どこを間違えたかがすぐに判断できる
※勉強とは、結果だけではありません。
「何故・どこで間違ってしまったのか?」を検証し、その箇所を修正して
いかなければ、○の数は増やす事ができません。
②計算ミスがなくせる
※途中式を書く事で、計算の過程がハッキリと分かりるので、
どこで間違えてしまったかが、見直しがし易くなります。
そうする事で、テストでミスが減り、それだけでテストで5点は点数アップが見込めます。
途中式を書く事は、一見簡単なようではあります。
「書くように!」と注意すれば、すぐに改善出来るように思えるでしょう。
ですが、意外とそう簡単にはいかないもの。
一度書かない癖がついてしまうと、書く習慣が身に付くまで何か月もかかる場合が多いです。
(稀にすぐ直る場合もあります)
「よく勉強しているのに、何故うちの子の成績は上がらないのだろうか?」と疑問をお持ちの
親御様。
その場合、一度お子さんの計算を解く過程を観察してみてください。