夏休み明け、中学3年生には2つの大きなテストが用意されています。
一つは定期テスト(範囲は直近の授業で行った内容)。もう一つは学力調査テスト(範囲は2年半分×5教科)です。
「どちらのテスト勉強をするべきなの?復習は1年生まで遡って行うべき?」と悩んでしまうかもしれません。
「1・2年の復習はもう遅いだろ・・・」と自身のお子様に突っ込みたくなる気持ちもあるかも過ぎたことを言ってもしかたないので。
今行うべき事は、定期テストの点数を上げる事に重きを置き、内申点を上げる事に力を注ぐべきです。3年生の12月までの成績(評定)が進路評定として使われます。高校受験では(公立では特に)内申点で足きりされてしまいます。つまり学校ごとの最低合計値をクリアしないと合格できないのです。
「受験生なら両方するのがふつうだろう。」と親御様は思われてしまうかもしれません。ですが現実問題、夏休み期間で2年間分×5教科をやり切るのは基礎ができていないと難しいです。
夏休みの時期は、定期テストの勉強8割、入試対策を2割みたいな感じで計画的に学習するのがベストだと思います。「それだと受験対策にならないのでは?」と思われてしまうかもしれませんが、大丈夫です。
3年生の学習内容も入試に出るので、定期テストの勉強はイコール入試の勉強にもつながります。
お勧めプランは、2学期の期末が終わったら、過去問を解きまくる受験勉強に切り替えること。そこで全く解らない問題は、1・2年生の復習をするという流れで行うのはいかがでしょうか?
12月入ってからの「過去問対策」は勿論早くはないですが、定期テストは成績に直結するので、何よりも内申点対策に力を注いでください。